メガネは使用しているうちに汚れがたまり、放置するとメガネの寿命を縮めてしまいます。そのためメガネは定期的にお手入れする必要があります。ただし間違った方法でお手入れをすると、メガネを劣化させたり、破損させたりするリスクがあるのです。ここではメガネの正しい洗い方や、見違ったお手入れ方法をご紹介します。
メガネの汚れの原因
メガネが汚れる主な原因は、次の3つです。
ホコリ
日常生活で接触するホコリが、メガネに付着することがあります。とくに屋外には多くのホコリが舞っており、レンズやフレームに付着してしまうのです。湿度が高いと、さらにホコリは付着しやすくなります。
汗や涙
メガネのレンズが汚れる主な原因は、顔からの汗や涙によるものです。とくに顔の皮脂やまつ毛からの油分がレンズに付着しやすく、まばたきの際に涙がレンズに触れて汚れが生じることもあります。女性の場合、化粧品やヘアスプレーなどの製品がメガネに付着することがあります。化粧品やヘアケア製品は油分を含んでいるものが多く、レンズに跡が残りやすいでしょう。
花粉の付着
メガネが汚れる原因には、煙や排気ガス¥花粉などもあげられます。花粉は、春先など季節限定で飛んでいるイメージがあるものの、1年中飛来しています。外出中にメガネが汚れやすい場合は、花粉など環境的な問題による汚れだと考えられるでしょう。
メガネに汚れが蓄積すると?
メガネに汚れが蓄積すると、劣化や型崩れにつながります。そのため定期的にメンテナンスを行うことが必要です。
劣化が早まる
メガネに汚れが蓄積すると、劣化も早まります。とくにプラスチックフレームは、変色したりツヤが失われたりするリスクも高まるでしょう。また傷に汚れがたまることで素材が腐食し、フレームの破損リスクが高まります。メガネに付着した皮脂や汗・化粧品などが細菌の繁殖を促し、肌トラブルや感染症のリスクを高める可能性もあります。
型崩れ
汚れを放置するだけではなく、メンテナンスを怠ることも禁物です。メンテナンスを怠ると、メガネが型崩れしやすくなります。落としたりぶつけたりすると、フレームがゆがみ目とレンズの距離や角度が変わります。視力矯正が不適切になり、目が疲れやすくなることもあるでしょう。とくに遠近両用や乱視用は注意が必要です。
メガネの洗い方
メガネを適切にお手入れするには、定期的に水洗いする必要があります。メガネの洗い方は、次のステップで行います。
軽く水洗いする
メガネのお手入れをする際は、傷を防ぐために水洗いをするのが最初のステップです。水洗いをしても汚れが落ちない場合は、強くこすって落とすのは避け、メガネ専門店にある超音波洗浄機を使用しましょう。
水分を拭き取る
水洗いした後は、水分をしっかり拭き取ります。吸水性がある柔らかい素材で拭き取ることが大切です。とくにレンズの溝は、拭き残しがないよう気を付けましょう。
メガネクリーナーで汚れを落とす
水分を拭き取った後は、メガネクリーナーをレンズに吹き付けて、指で伸ばして汚れを落とします。とくに鼻パットやテンプル部分は伸ばし忘れやすいため、しっかり行いましょう。クリーナーを伸ばしたら、ティッシュで拭き取ります。
仕上げ
メガネクリーナーで汚れを落とした後は、メガネクロスで仕上げを行います。拭き取る際にラインが残らないように、直線的に拭きましょう。レンズはもちろん、鼻パットやテンプルもしっかり拭いてください。
メガネの間違ったお手入れ方法
メガネおお手入れは大切ですが、間違った方法で行うのは禁物です。メガネの間違ったお手入れ方法は、次の3つがあげられます。
メガネクロス以外でレンズを拭く
メガネが汚れた際は、ついつい手元にあるハンカチなどで拭いてしまいがちです。しかしメガネクロス以外でレンズを拭くと、傷のつく可能性があるので注意しましょう。
お湯で洗う
油汚れなどは、水よりもお湯の方が落ちやすいものの、お湯でメガネを洗うのは禁物です。お風呂に入ったついでに、メガネを洗う方もいるかもしれません。レンズに熱を加えると、コーティングがはがれて傷もついたり、フレームが変形したりすることがあります。温度が高くなる場所に、メガネを持ち込むのは避けましょう。
乾拭き
メガネを乾拭きすると、レンズ表面についたホコリやごみで傷つける可能性があります。メガネのレンズを拭く際は、水洗いをしてから行ってください。
まとめ
メガネを良好な状態で使い続けるには、定期的なメンテナンスが必要です。乾拭きをするとレンズに傷がつくため、水洗いをしてから拭かなければなりません。正しい洗い方を実践し、メガネの汚れをため込まないようにしましょう。
「株式会社 田村」は、三重県名張市を拠点に、メガネや時計・宝石などの販売を行っております。大正3年に創業して以来、100年以上の間地域の皆様に親しまれております。健康グッズやパワーストーンなど、幅広い商品を取り扱っておりますので、いつでもお気軽にお越しください。