ジュエリーとアクセサリー、いずれも女性を魅力的に輝かせるアイテムですが、実は2つの言葉には明確な違いがあります。今回は、その違いについて解説した上で、選び方やオンラインショッピングでの購入時に注意すべき点にも触れてみました。特別な一品を見つけ、安心してショッピングを楽しむためのヒント満載の内容となっています。自分だけのジュエリーやアクセサリーを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジュエリーとアクセサリーの違い
身につけるファッションアイテムの総称として、アクセサリーとジュエリーという言葉をふだん何気なく使っています。しかし、厳密に言えばこの2つの言葉には明確な違いがあるのです。
ジュエリーとは
一般的には高価な金属や天然の宝石を加工して作られる装飾品のことを指します。これらの素材は価値が高く、日本ジュエリー協会では「装身具の中でも、貴金属や天然宝石を素材としたもの」をジュエリーと定義しています。
また、ジュエリーでは加工方法も重要です。加工方法の1例が「留め方」です。安価なアクセサリーの場合、たいてい宝石は接着剤で固定されますが、ジュエリーでは通常、宝石は爪で固定されます。接着剤は劣化しやすく宝石が取れてしまうこともありますが、ジュエリーは爪で固定されているので劣化による脱落はほとんどありません。
さらにジュエリーでは、天然宝石の魅力をいっそう引き立てるデザインも重要な要素です。石座の裏や側面には、光を取り込むための隙間、通称「明り取り」を設け、天然宝石の輝きを最大限に引き出します。
アクセサリーとは
一般的には、帽子や靴など人々が身につける装飾アイテムを指します。具体的には、ネックレスやリング、ブレスレットなどが含まれ、使用する素材にはとくに制約がありません。真鍮や合金などの一般的な金属、またはガラスや模造品を用いて作られたものがアクセサリーとされます。
例をあげると、真鍮に宝石を取り付けたものはアクセサリーとされますが、18金に宝石を取り付けたものはジュエリーです。なお、18金ではなく10金を使用した場合、それはライトジュエリーと呼ばれます。
ジュエリーがその存在感で主役を演じられるのに対し、アクセサリーは脇役として、主役である服装を引き立てる役割に回ることが多くあります。そのため、比較的手頃な価格のものが好まれる傾向にあると言えるでしょう。
両者の違い:素材が限定されているかどうか
ジュエリーは、その美しさが永遠に続くことが重要になります。悠久の時を経ても美しさを保つ天然宝石、装飾品として古くから利用されてきた金、そして変色や変質しないプラチナなどを使い、「永遠性」をイメージさせます。ジュエリーは、その「永遠性」により、世代をこえて受け継がれる価値を持つのです。母親の婚約指輪が娘に、そして孫へと受け継がれることがその証しでしょう。
さらに、ジュエリーに使われる貴金属には最低含有率が定められています。日本工業規格における最低含有量は以下の通りで、この基準を満たさない貴金属はジュエリーとは認定されません。
- プラチナ:85.0%
- 金:37.5%
- 銀:80.0%
- パラジウム:50.0%
一方、ネックレスやピアスなどのアクセサリーには、使用する素材に制限がありません。つまり、アクセサリーとジュエリーの違いは、使用する宝石や素材が限定されているかどうかになります。
ジュエリーとアクセサリーの選び方
ジュエリーやアクセサリーの購入の目的はさまざまです。購入する目的により選び方も異なるでしょう。ここでは、プレゼント用ではなく自分のために購入する際の選び方について解説します。
パーソナルカラーに合ったものを選ぶ
自分に合ったファッションを考える上で、最近注目されているのがパーソナルカラーです。パーソナルカラーとは、肌の色や髪色、瞳の色といった身体的な色味と、その人の雰囲気とが調和する色のことを言います。
なお、パーソナルカラーには以下の4つのタイプがあります。
- 春タイプ…透明感のある健康的な肌、明るくかわいらしい
- 夏タイプ…肌の青みが強く、爽やかでエレガント
- 秋タイプ…イエローベース、落ち着いてシック
- 冬タイプ…コントラストが強く、クールでシャープ
パーソナルカラーを意識してジュエリーやアクセサリーを選ぶことで、その人自身の魅力が引き出され、印象が良くなるとされているのです。
髪のスタイルや顔の形状、首の長さを考慮する
顔まわりにつけるピアスやイヤリング、そしてネックレスの場合には、髪のスタイルや顔の形状、首の長さを考慮して選びましょう。
【髪のスタイル】
- ショートヘア…大きめのデザインや個性的なデザイン、動きのあるモチーフのピアスが好適
- ミディアムヘアやボブ…フープタイプや動きのあるモチーフのデザインを選ぶ
- ロングヘア…シンプルで落ち着いたデザイン、またはチェーンの先にモチーフがついているような長めのデザインが合う
【顔の形状】
- 丸顔…縦ラインを強調する長めのデザインや、重心の低いデザインが良い
- 四角形・ベース型の顔…大きめのデザインにすればあごのラインをカバーできる
- 面長の顔…幅広で丸みのあるデザインを選び、顔の横幅をあえて強調する
【首の長さ】…ネックレスの場合
- 首が短い・太い場合…首まわりに余裕のあるプリンセスタイプやロングタイプがおすすめ
- 首が長い・細い場合…チョーカータイプなど比較的短いタイプを選ぶと全体のバランスが良い
自分自身の身体的な特徴に合わせた選び方をすることで、ジュエリーやアクセサリーが気になる部分をカバーし、同時に自分の個性を引き立てられます。
シーンに合ったものを選ぶ
パーティーや特別なイベントで身につけるものを選ぶ際には、豪華さと高級感のある装飾具を選んでみましょう。あまり安価なものはドレスやスーツとの調和が取れなくなるかもしれません。
一方、結婚式や葬式などのフォーマルな場では、カジュアルなアイテムや過度に派手なデザインは避け、洗練されてシンプルなデザインのものを選ぶことがエチケットとなります。どのようなシーンで使用するのかを考慮に入れた選択を心がけましょう。
オンラインでのジュエリーとアクセサリーの購入ガイド
スマホの普及などによりオンラインショッピングが当たり前となっている昨今、ジュエリーやアクセサリーもその例外ではありません。最後に、オンラインでジュエリーやアクセサリーを購入する際の注意点について見ていきましょう。
信頼できるオンラインストアを選ぶ
まず、運営元が不明瞭なショップには警戒が必要です。連絡先や連絡方法、サービスの手順について明確な説明があるかどうかを確認しましょう。
通販サイトには、運営会社名、代表者の氏名、住所・電話番号などの情報が掲載されているはずです。過去に消費者との問題を起こした事業者ではないか、事前にインターネットなどで調査しておきましょう。
口コミやレビューをチェックする
商品の品質、ショップの対応、配送の速さなど、具体的な評価内容を確認しましょう。ただし、評価の星の数だけでなく、具体的な口コミも確認することが重要です。
しかし、最近では「ステマ」や「やらせ口コミ」が問題となっています。評価の件数が極端に多い場合は、ショップがバイトを雇い投稿させている可能性もあります。また、口コミが一時期に集中していたり日本語が不自然だったりする場合は、ステマの可能性も否定できません。
評価や口コミは有益な情報源ですが、決して鵜呑みにせず、ステマではないかなど冷静な判断を心がけましょう。
返品や交換ポリシーを確認しておく
オンラインショッピングのデメリットは、購入前に商品を手に取って確認できないことです。届いた商品がイメージと異なる場合や、サイズ感が問題となることがあります。一部のオンラインストアでは、返品の際に高額な手数料を請求するところもあります。
そうしたトラブルを避けるため、購入前に返品・交換の条件を確認しておくことが重要です。返品条件には、返品可能な期間や商品の開封の可否など、多くの場合は詳細なルールが記載されています。商品が届いたらすぐに確認し、返品する場合は返品期間内に手続きを行いましょう。
まとめ
今回は、ジュエリーとアクセサリーの言葉の違いについて説明し、さらにその選び方やオンラインショッピングでの注意点についても詳しく解説しました。あなたを輝かせる特別な一品を手に入れるのですから、信頼できるお店で購入したいものです。
「株式会社 田村」は、創業から100年以上、お客様の信頼とご愛顧に支えられ今日まで成長してきました。商品の豊富さと品質の高さには自信を持っており、お客様からも高い評価をいただいています。ジュエリーやアクセサリーの購入を検討している方は、ぜひ当社のウェブサイトを訪れてみてください。